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ことわざを使って遊んでみよう!
試験のためにことわざを覚えたり、ふだんの会話でことわざを使うだけではなく、ことわざを使っていろいろな遊びをしてみましょう。いくつかの遊び方の例です。
①すごろく(双六)、カルタ大会
②ことわざ絵あて(ことわざを絵や漫画にしたものが、たくさんあります)
③なぞなぞ、クイズ
④穴あきことわざ完成クイズ
⑤ことわざしりとり
⑥ことわざ絵つくり(ことわざを絵にしてみましょう)
自分たちのことわざを作っちゃえ!
創作ことわざを作ろう!
作り方は、たくさんあります。ひとつの方法を紹介しましょう。
①今あることわざをまねて、その一部を自分の言葉に変えてみます。
「猫に小判」 ⇒ 「猫にアンパン」
「馬の耳に念仏(ねんぶつ)」 ⇒ 「弟の耳に念仏」
これは、誰にでも作れますね。でも、どういう意味になるか、も考えましょうね。
②標語を作るようにしてみます。
「狭い学校そんなに急いでどこへ行く」
「おこりんぼさようなら、やさしんぼこんにちは」
「明日の用意は寝る前に」
今あることわざをまねてもいいですし、世界で最初のことわざを考え出してもいいですよ。
作る題材は、学校、友達、遊び、勉強など、どこにでもありますから、自分が考え、感じたことなどを、短い言葉で、おもしろい語句で、リズム感のある言葉で言えたら、とてもすばらしいと思います。
自分で作った「ことわざ」のうち、みんなの人気がえられ、たくさんの人がそれを使い続ければ、それはもう立派なことわざです。ひとことで「言葉の人気者」、それがことわざなのです。自分の言葉で、そんな「言葉の人気者」を作れたら、本当に楽しいでしょう。
みんなが作った「創作ことわざ」
自分のことわざを作るためのヒントとして、東京の小学生と大学生の作ったものを、いくつか紹介しますので、参考にしてください。意味も考えてみてください。
◎小学校5年生の作品
ねこも犬にかみつく
うぬぼれは一生の損
金より命
口だしは損のもと
書いた魚に羽つける
ばかほど正直
こわれた時計のねじをまく
かわいい者は得をする
◎小学校6年生の作品
おまわりもスラれる
手で歩き足で持つ
目は大きくても先は見えず
地図があっても道にまよう
太平洋を泳いでわたる
痛かったら泣けばいい
知恵は武器にまさる
◎大学生の作品
あきらめはひらめき
だるまさんはころばない
友多くして友おらず
意志は石よりかたい
手術とけんかは終われば何ともない
しみとうらみは消えにくい
そばと計画はのびやすい
(c)日本ことわざ文化学会 2010